本屋の貧乏なワンダーフォーゲル

これまで何度か消費者金融の問題が社会で大きく取り上げられることが有りました。
私の記憶では1980年代の初めの頃だったと思いますが、もしも自分の家族が借金を抱えていたら、と思い、何か対策を考えておいた方が良いかも。と思いました。

理由はこうです。
テレビドラマなどで見さされる借金の取り立てのシーンがとてもリアルで、もし自分が当事者だったら…、と思ったら気分がとても沈んだからです。
幸い私の周囲でそのような光景を実際に目にすることはありませんでしたが、私は相手の言うがままにはなりたくはありませんでした。
貧乏学生でしたし、相談できそうな相手も思いつかなかった私はある行動を起こしました。

大きな本屋へ行き、立ち読みで対抗策を知ることにしたのです。
図書館の本は目的の物に出会うことが少なく、時間を徒に浪費したくなかった私はアルバイトと学業の間を調整し、何軒かの本屋を渡り歩きました。
ここでのコツは1冊あたり10分程度を上限にしたことです。
内容は似たようなものが多かったのですが、目的と方針を定めたことは正解だと思いました。

本屋さんには申し訳ないと心で謝り続け、知識を得ていったのです。
私は現在でも借金ができる立場にはありませんが、借金の怖さを知れて良かったとつくづく思います。